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神は細部に宿る

よく知られた話ですが、
ヒトとヒト以外の霊長類の遺伝的な相違は数パーセントとのこと。
(A、T、C、Gの4文字で表わされるDNA塩基配列の比較に基づいて数えられたもの)
最新の専門的な研究成果は専門家に任せるとして、
この「僅かな違いがもたらす決定的な違い」は象徴的な話です。
経営上の判断も然り。
米国の巨大ソフト会社と、潰れてしまうソフトハウス。
世界的なバイクメーカーとなった企業と、消えていった数多のバイクメーカー。
おそらくその違いは僅かな判断やそのタイミングの違いだったのではないでしょうか?
おおらかで良い部分はおおらかで良いでしょうが、
気を抜いてはいけない部分で神経質に細部にこだわる姿勢は大切だと思います。
「百里を行く者は九十を半とす」
「天才とは1%の閃きと99%の努力」
等々、僅かな部分の重要さを指摘した事例はいくらでもあります。
どこかの記事で読みましたが、東京ディズニーランドは敷地内の飲食店に醤油を置くか否かも、ディズニー創業の精神に照らして判断したとのこと。
極細部まで神経質に「己の根幹にある精神」に照らして判断して実行する、という細かいことの積み重ねは、いつしかヒトとヒト以外の霊長類ほどの大きな差を生むのではないでしょうか。
神は細部に宿る・・・
私も日々気をつけたいと思います。

ニュートラル・デイの設定

段取りよく仕事をしている職員に、何か報いる術はないか?
と前々から考えていたのですが、
当事務所では、来年の2011年から試験的に「ニュートラル・デイ」というオリジナルの有給の休暇制度を作ることにしました。

労働基準法では、
「休暇は本来労働義務のある日に労働義務を免除する日」
らしいのですが、
来年、当事務所では通常の年次有給休暇に16日間の上乗せ「ニュートラル休暇」(まだネーミングが固まってません)を試験的に設定します。

例えば、会計事務所は2月3月の繁忙期は土曜出勤が当たり前で、
現実に当事務所も2010年までは2月3月の土曜は出勤日でした。
しかし、
「段取りよく仕事して、土曜出勤を要しない人まで土曜に拘束したくない」
と考えてました。
なので、この「ニュートラル・デイ」は、
・本来は働く日だけど、段取りいい人は大手を振って休める日
・本人の裁量で休んでいい日
・前日までに届けを出せば休んでOK(つまり事業主の承認不要)
・休んでも通常の年次有給休暇は減らない
 (専門的には、労働基準法の年次有給休暇とは別の有給の休暇制度)
・出勤しても給料は変わらない
 (専門的には、通常の給与を支給する有給休暇なので休んでも給与は変わらない)
というイメージです。

実は、この「ニュートラル休暇」の創設は法的な考慮事項が多く、
いつもお世話になっている中田圭子社会保険労務士と慎重に検討しました。
中田先生いわく
「これは会計事務所の先駆的モデルケースになるかもしれませんよ。」
「当事務所のように、職員1人1人が良識ある社会人でないと出来ないです。」
とのことでした。

上手く運用できれば2012年は365日ニュートラル休暇となるか?

研修会ありがとうございました。

先日の2010年11月16,17,19日の3回にわたって開催いたしました当事務所の研修会は、お陰様で無事に完了いたしました。
ご参加・お問合せいただいた皆様方、ありがとうございました。
研修会でのアンケート結果を全てここに公表させていただきます。

全てのアンケート記入が傾聴に値するものであり、真摯に受け止めております。

今まで、他の組織主催の講演会講師やセミナー講師の経験は多々ありますが、
今回のように自分で一から企画して集客・会場手配・テキスト作成・機材準備等々をして開催したのは初めてで、
あらゆる意味で、ご参加いただいた皆様よりも講師である私自身が最も勉強になったと感じております。

ありがとうございました。

なお、せっかく撮らせていただいた写真ですが、アップさせるに足るモノが撮れませんでした・・・すみません。
次回こそはバッチリ撮ります。

ファイル 2-1.pdf

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