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画竜点睛

(税務制度上の)書面添付は、龍の眼を入れる仕事である。

当事務所の野田税理士の名言です。

税務上の書面添付制度とは、
荒っぽく言うと、
税務申告書について、税理士が、自ら計算し、整理し、若しくは相談に応じた事項、又は審査した事項について、税理士としての意見を、税務行政庁に対して明らかにする手段として設けられたもので、
その結果、実地調査(税務調査)が省略されることもあり得るものです。

しかし、これを税務調査省略のためのツールではなく、
クライアントへの決算と申告内容の説明資料という観点で見たとき、
非常に有用な資料となります。

決算書は中小企業の唯一の歴史書ですが、
ここに上述の内容の書面が添付されると、
決算書に魂が入ります。

まさに画竜点睛です。

今後、当事務所では書面添付を龍の眼を入れる仕事と考え、
向き合って行きます。

微分方程式 初めて使ってみました

あるクライアントの月次検討会で
必要に迫られて初めて微分方程式を使いました。
因みに、「微分」と「微分方程式」は違います。念のため・・・
(私は理工学部出身なんです)

微分方程式と言っても、
大まかな考え方と経営への応用まで、ですけど…

当事務所のクライアントの経営陣は
圧倒的に文系の方ばかりです。

ですから、
理工系の優れたツールの一つである微分方程式の概念は
敢えて出さずに仕事をしてきたのですが、
ついにそれを突破する必要性に迫られたクライアント・月次検討会が現れました。

いざ、微分方程式を使って
経営課題の問題点と解決の考え方を説明して主張してみたら
意外とすんなり理解していただけました。

これに味を占めて、今後、多数のクライアントに多用するかもしれません。

畑違いでも、とっつき難くても、優れた考え方を他分野に実務的に応用すると、
意外と万人に理解されるという新発見でした。