あるクライアントの経理部長の奥様がバーテンダーでして、
先日、心斎橋にて独立開業されました。
店名だけで「こだわりのショットバー」と分かるくらい気合の入った店です。
で、
オープン祝いに何を持って行こうかと
他のバーテンダー(ソムリエ資格もあり)に相談しましたところ、
「私は同業者のオープン祝いにはよくシャンパンを持って行きます」との回答でした。
結局シャンパンで、
「とにかくRMでマグナムボトル」というモノを探すことにしました。
当事務所は大阪のいわゆる新地という繁華街からすぐの場所にありますので、
昼休みに新地の酒屋を回りましたが、
「RMでマグナムボトル」は全く見つかりませんでした。
このRM、
レコルタン・マニピュランの略で、
畑での葡萄の栽培、ワインの醸造、ボトリングまで全て自分で行うシャンパンの造り手のことです。
零細な造り手が多いので、
ハーフボトルやマグナムボトルというバリエーションを出すリスクは回避してる事が多いのではないか・・・
とは酒屋の方のコメント。
最終的には、
ジャック・セロスという造り手の、普通の750mlのボトルにしました。
このジャック・セロスというのがまた神格化されたこだわりの造り手でして、
完全な自然農法(ビオ・ワイン)。
つまり手間はかかるが余計な農薬や肥料を使わず、
畑の持つ本来の個性が発揮されるよう葡萄を栽培し、
その葡萄から添加物なしのワインやシャンパンを造っている・・・らしいです。
ジャック・セロスの年間生産量が4,000本。
有名なモエ・エ・シャンドンの年間生産量が25,000,000本。
(モエ・エ・シャンドンはNM(ネゴシアン・マニピュラン))
その差6,250倍 !
どちらも徹底してるので凄いと思いますが、
御社ならどちらの道を選びますか?